本日、有名なソーセージ専門店「ハンスホールベック」でソーセージ教室が開催されたので、娘と一緒に参加しました。
先生は、店主でもある小島さん。ドイツ食肉マイスター資格取得し、ドイツフランクフルトでの国際コンテストでは、多数の金賞を受賞しています。本場で賞を日本人は、ご主人が初めてだそうです。ルフトハンザ航空のビジネスクラス用機内食も、こちらのソーセージが採用されたとのことでした。小さなお店ではありますが、かなり有名です。
■日本ではあまり見かけない、ドイツ製のハム・ソーセージ用加工機械
ドイツのK+G Wetter(カーゲーベッター)社製。ハム・ソーセージ製造の加工機械を販売している、ドイツでは有名なメーカーだそうです。ドイツではお店がそれぞれ自慢のソーセージを作るので、こういった加工機械は必ずあるのだとか。
▲これは業務用の中では小さいほうみたいです
はじめにお肉、塩、香辛料、添加物、氷などが入れらて、細かく攪拌されていきます。お肉は挽肉やバラ肉など、何回かに分けて入れていました。お肉が結着して、もちもちプルプルの状態になります。
▲材料を入れると羽が回転します。氷を大量に入れても全く問題ありません
▲お肉が結着してプルンプルン、色は白くなってきます
次に羊の腸に充填します。これも専用マシンでスイスイと均等に行っていますが、均等に入れるのは難しそうだなと思いました。
▲ニョロニョロでてきておもしろいですね
さあ、いよいよ出番です。ソーセージをひねっていく行程ですが、これが難しい。大人でもうまくできない人が続出でした。娘は割とちゃんとできていたと思います。大きさはバラバラですが...。
▲ひねってソーセージらしくします。これが意外と難しいんですよ
棒にひっかけて、スモーク室へ。あとは待つだけです。
▲こんな風に置いて棒を入れてひっかけます
▲スモーク室では加熱して燻製して、最後にシャワーでは冷やす作業まで行ってくれます
■フライシュケーゼ作り
もう一品、フライシュケーゼを作りました。ミートローフのようなもので、薄切りにしてフライパンで軽く炒めて食べると絶品です。
これはあらかじめ用意してあり、容器にビターンとたたきつけるように入れる作業をやらせてもらいました。最後に水で表面をならして、あとは120℃で1時間ほどじっくり加熱します。
▲箱に詰めてミートローフ状にします
■待っている間に、家庭での作り方を伝授
スモーカーに入れて待つ間、家庭用フープロ使ったソーセージの作り方を伝授していただきました。家庭で作る場合は添加物を入れないので、出来上がったらいったん茹でてから、焼くと美味しいそうです。
▲家庭のフープロでもできるそうですよ
腸詰めは、ケーキ用デコレーション用の袋を使います。先の筒は、ホームセンターで筒を切ってくださいとのことでした...。なかなかハードルが高いですな。
▲腸詰めの作業が大変そう
■お楽しみの試食タイム!
お店で出している前菜やソーセージを食べさせていただきました。やっぱり美味しい...! 皮がパリッとしていて、じゅわ?っと肉汁が出てきます。
さきほどフードプロセッサーで作ったソーセージは、ドイツではスタンダードなカレーケチャップでいただきました。カレーケチャップが焼いたソーセージによく合います。
▲ソーセージ二種。ハーブ入りが好み
▲さきほどフープロで作ったソーセージは焼いていただきました
■たっぷりのおみやげにビックリ
自分達で作ったソーセージとフライシュケーゼは持って帰れます。店舗で買ったら参加費をオーバーする金額です。これはかなりオトクですね。
試食もあり、おみやげもあり、楽しい体験ができて3500円。店長が気が向いたときしか開催されませんが、ホームページで発表されるとすぐに席が埋まります。ちょっと遠いのですが、夏休みや冬休み、お子さんと参加されてはいかがでしょうか。
▲自分で作ったものは帰りに渡してもらえる。すごい量!
家で作れば無添加ソーセージができますね。簡単にソーセージが作れる家電ができるといいなあ。