空気清浄機のプレフィルターって、ホコリがびっしりつきますよね。マメに掃除しないとと思いつつ、結局あまり掃除していなかったり......。そんなズボラな私がとても気になったのは日立の空気清浄機です。自動でプレフィルターをおそうじしてくれる、「自動おそうじ」機能付き。面倒くさがりやさんにピッタリの空気清浄機なのです。今回は日立の個別説明会レポートをお届けします。
■パワフルなのにコンパクト! ガラストップはお手入れもラク
▲もっと大きいかと思っていたのでびっくり。こんなに小さくて強力ならいいなあ
一目見たときに思ったのは、思ったよりコンパクトだなということ。適用床面積48畳という、空気清浄機の中ではかなり大きいほうではありますが、本体自体がスリムなのです。8畳なら6分で集塵するとのことでしたが、こんなスリムなタイプで本当にキレイになるの?と半信半疑でした。
しかし、吹き出し口から出てくる風がめちゃくちゃ強力! 実際には1メートルから3メートルのビニールテープを使って実験していましたが、ものすごく遠くまでたなびいてました。加湿能力も約800m/hって、けっこう強いですよね。
ガラスパネルも高級感があります。油性ペンで書いても落書きがサッと落ちるのには驚きました。空気を集める空気清浄機は、部屋のホコリなどを集めるので、意外とすぐに汚れて汚らしくなります。見た目の高級感だけでなく、お手入れ性という意味でもガラストップは期待できるかもしれません。
そして気になっていた自動おそうじも、実際に見るとおもしろいですね。ダストボックスがプレフィルターの上を移動して、キレイにしていきます。背面パネルの中心にあるシャフトをモーターで回して、ダストボックスが移動していく仕組みで、おそうじ時間は約6分。同じ場所を何度かゴシゴシしてから進んでいきます。背面パネルにダストボックスがくっついているんですね。
▲今回は特別に透明背面パネルで見せてくださいました
▲裏側から見たダストボックス。ここにゴミが溜められていきます
48時間おきに自動そうじをしてダストボックスにゴミをためていきます。ダストボックスの掃除は1年に1度で大丈夫とのこと。ふだん掃除するとあんなにとれるホコリが、1年に1度で大丈夫なのかな......と、ちょっと不安です。そんなわけでこちらはお借りすることにしました。我が家にやってくるのが楽しみ! 後日、レビューさせていただきますね。
■「フィルターレスといったって、どれもフィルターついてるよ!」という日立の主張
サイクロン掃除機は、フィルターレスのいわゆるダイソン形式の本格サイクロンが主流となっています。そんな中、日立のサイクロン掃除機は頑なにフィルターありの掃除機を作り続けています。なんで?とずっと思っていたのですが、そのあたりの疑問に答えていました。
▲日立のサイクロン掃除機CV-SC700
本格サイクロンの遠心分離は空気抵抗が発生しやすく、吸い込み仕事率が上がらないそうです。日立のサイクロン掃除機CV-SC700は430W。ほかのフィルターレスのサイクロン掃除機は200W前後だそうです。本格サイクロンは風切り音が発生しやすく、運転音も大きくなるというデメリットも。また、フィルターレスといってもフィルターはどれも付いているので、本格サイクロンもフィルターのお手入れが必要だとの説明がありました。
▲他社掃除機との吸引力比較。発表会でも、日立はこういう実験を必ずやって見せてくれます
遠心分離してゴミを圧縮するので1ヶ月ゴミ捨て不要とのことですが、フィルターで漉すタイプは、フィルターが目詰まりしやすいので吸引力が低下しないか心配です。フィルターは「チリ落としカバー」を動かして振動させて付着ゴミを手動で落とす必要があります。これも1ヶ月やらなくて大丈夫なのかな? うーん、試してみたいですね。
ただ、日立の掃除機はサイクロンうんぬんよりも、ヘッドの自走がパワフルだったり、ホースがサラッとしていて引っかかりづらかったり、ヘッドを軽くふむだけでのパイプの長さを変えられたり、細かいところでよく考えられていているので使い勝手がすごくいい掃除機なんですよ。以前のモデルですが、お借りしたときに「使いやすい!」と感動した覚えがあります。
紙パック式の最新モデルも展示されていましたが、高級感があってよかったです。写真を撮り忘れてしまいました...。紙パック派の方はぜひ家電量販店でチェックしてください!