デザインだけじゃない! 加湿能力が高く、清潔なcadoの超音波式加湿器
最近よく量販店で見かけるcadoの加湿器。特徴的なデザインで、主にインテリアにこだわりのある方から支持されている加湿器です。今回はその中でも一番加湿能力が高いHM-C610Sをご紹介します。
本体幅270mmとコンパクトなサイズですが、加湿能力は最大600ml/hとパワフル。17畳の広さまで対応します。木造和室なら約10畳で、デザインだけでなく加湿能力も高そうで、乾燥が激しい木造住宅に住んでいる私としては、惹かれるものがありました。
しかし、ちょっと引っかかるのが加湿方式が「超音波式」だということです。超音波式加湿器は、水を細かく分解して飛ばして加湿します。そのため、水に雑菌やカルシウム等の不純物があった場合、雑菌ごと風で飛ばしてしまう可能性が高いわけです。最近はこのことがさまざまな媒体で取り上げられ、広く知られてきていますよね。
そんな中、あえて超音波式を選んだcado。煙突のようなダクトから黙々と吹き上がる白い煙は、確かに絵になるし、オシャレだと思います。そのあたりの安全性について、どのように対策をしているのでしょうか。
実際に製品を使ってみました。
水タンクの下に「除菌機能搭載カートリッジ」を取り付けます。このカートリッジがキモで、抗菌ゼオライト(沸石)を用いています。このゼオライトは、タンク内の水を抗菌し、更に空気中にミストとして放出され、ウイルスや浮遊菌を抑制するそうです。4時間で96.1%菌が減少するとのこと。なるほど、きちんと対策がしているなら安心ですね。
加湿能力については文句ナシです。効率よく広がるので、湿度が上がってキープしてくれます。水の減り方がゆるやかなのにも驚きました。
電気代も超音波式だけあって、強でもたったの38W。これなら長時間使っても安心です。
■ダイソンと2強? デザイン性が高い高機能加湿器
デザイン性の高い超音波加湿器という条件だけなら、家電量販店だけでなく、雑貨店などでも販売しています。しかし、タイマー機能がついていなかったり、自動で湿度調整ができなかったり、水の除菌ができなかったり、おすすめできるものはありません。
家電量販店に行くとダイソンと同じ場所に置いてあります。高価にかかわらずcadoは人気がありますが、実際に使ってみても気に入りました。なんといっても、このデザインが部屋をワンランク上品に見せてくれる気がします。こちらのHM-C610Sは"日本製"というところにもこだわっているそうで、一つ一つの部品はとても丁寧に作られていました。
細かい点でも、色々工夫されています。タンク下のランプは、湿度や水が空になったときに色が変わるようになっていて、これも夜間になるととても幻想的でキレイです。アロマディフューザーとして使えるのも嬉しいですね。寝る前にちょっとアロマを炊くと癒やされます。
ただ、気になったのはお手入れの煩雑さ。週2回、掃除しなければならないのは正直面倒だなと・・・。そんなわけで詳細のレビューに関しては、また後日!