垂直気流と無給水加湿で乾燥しにくい!ダイキン工業ルームエアコン「うるさら7」

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ダイキン工業は、空気中の水分を集めて空気を加湿する「無給水加湿」で人気の「うるさら」シリーズの新モデル「うるさら7」を発表しました。3年ぶりのフルモデルチェンジで、風を直接体に当てずに足元から暖める「垂直気流」が特徴です。

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■壁・床を沿う気流で直接温風が人に当たらない!

 冬場の悩みといえば、やっぱり乾燥ですよね。うちも子供たちが乾燥肌で、冬になると皮膚科通いが始まります。お肌に大敵なのはエアコンの温風。部屋の湿度は冬場になると一桁になってしまうため、加湿器を2台つけています。

 うるさらシリーズの魅力は、なんといっても室外機の加湿ユニットですね。外気にある水分を室外機で集め、室内に水分を送り込んで加湿してくれるのです。水の補給はいりません。これはダイキンだけの技術となっています。

 今回発表された「うるさら7」は、気流を制御して、さらに乾燥を防げるようになりました。最初に遠くから順にムラなく風を送って部屋全体を暖めた後、暖気を壁・床に沿わせて広げることで、暖かさを維持します。風が舞い上がることなく、常に足元から暖めるので、体には当たりにくいそうです。

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▲最初に部屋を暖めます。遠くから順に暖めていくのだとか

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▲フラップが後ろに向いてますね

 実際にデモも行われていましたが、真下に風が吹いていて、床に広がっている様子がわかりました。床上30cm以上のところには風がいかないため、肌や唇の乾燥を防いでくれるそうです。家具が下にあっても、回り込むようにして下に気流が移動していきます。

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▲暖気が下に向かって流れています

 加湿ユニットも見直し、約50%小型化に成功。熱交換器のエリアを拡大しました。その効果で、暖房低温能力が前年から11%もアップしたそうです。外気温-15℃でも定格以上の暖房能力を発揮します。さらに、北海道などの低温気温環境でも、低温に強いパワーモジュールを採用したことによって、外気温-25℃まで対応しました。すごい!

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▲左が旧タイプ、右が新タイプの加湿ユニット。室外機に搭載されています。ずいぶんコンパクトになりました

■「部屋の全体をムラなく暖める」という暖房機能

 ダイキンは、たとえばカメラやセンサーを使ってピンポイントで制御するよりも、部屋中をムラなく温度を調整するほうが、効率的だとおっしゃっていました。いろいろな考え方があると思いますが、私もこの考え方に賛成です。
 
 推定市場価格は、230,000円前後から420,000円前後とのこと。お値段は張りますが、それだけの価値があるエアコンですね。いろいろな発表会に出ましたが、個人的にはダイキンの暖房性能が一番グッときました。価格から考えるとデザインがいまいちというか、高級感がほしいところですが、機能はさすが王者ダイキンといった説得力があります。

 我が家も次はうるさら7にしたいなあ。エアコンは借りることが難しいんですよね。どこかで仕事にならないかしら......(笑)

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▲前カバーをはずすとフィルターが見えます。自動掃除で前から後ろに移動してフィルターをきれいにしていきます

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▲上から見るとカバー類が一切ありません。フィルターは自動掃除できれいになるため、ホコリがたまらないそうです