ヤーマンの“光×電気”LEDフェイスマスク『ブルーグリーンマスク リフト』はどんな仕組み? 取材してきた
ヤーマンの新製品LEDフィエスマスク『ブルーグリーンマスクリフト』が発表されました。2025年7月23日銀座三越のPOP UPイベントで先行発売するそうです。その機能と特長、そして今後の展開について取材しました。

LEDの効果は世界が注目。その機能性と研究成果は?
LED光美容とEMSリフトケアの機能を兼ね備えた次世代の美顔器は、特に韓国などの美容意識の高い市場で高く評価されています。一方、日本市場ではまだ認知度が低く、今後の展開が期待されています。
『ブルーグリーンマスクリフト』は、リフトケア(EMS)と肌質ケア(LEDフォトケア)を同時に叶えるマスク型美顔器です。

LEDの波長ごとの効果についての説明も行われました。青色LEDは殺菌やニキビケア、赤色LEDはコラーゲン生成・血流促進、青緑色LEDはメラニン抑制と美白効果が期待されます。特に青緑色LEDはヤーマンの表情筋研究所で研究を重ね、特許を取得した505nmの特別な波長の光。メラニン抑制効果が高いことが自社研究や特許取得にも裏付けられています。『ブルーグリーンマスクリフト』は、赤色LEDと青緑LEDを切り換えて使えます


EMS機能では、大小頬骨筋をはじめとする表情筋に電気刺激を与えることで、肌の引き上げ効果が期待されます。電極の配置や出力の調整により、部位ごとに最適な刺激を実現し、肌への負担を抑えつつ、しっかりとリフトアップを図る設計だそうです。

使いやすさと安全性へのこだわり
新製品は目元ケア、リフトケア、フォトケアの3機能を一台に集約し、出力や波形の細かい調整が可能です。折りたたみ式で収納しやすく、コードレスでType-C充電に対応しているため、日常使いにも適しています。288個のLEDが均一に点灯し、1色ずつ使用することで、1回10分、およそ2週間の継続で効果を実感できそうです。

LEDとEMSは同時に10分間使用可能ですが、シートマスクは光を遮るため併用は不可とされています。水溶性のジェルや化粧水の使用は問題なく、油分の多いクリームは推奨していないとのこと。赤色LEDは美容液の浸透を促進し、クマや色素沈着にも効果があるとされているので、青緑色と切り換えて継続して毎日使いたいですね。
製品は税込77,000円と中間価格帯です。六段階のEMSレベル調整や軽量設計など、誰でも簡単に使える点も特徴です。
日本市場ではなかなか受け入れられなかったフォトケアだけど……
日本では、LED美容機器に対する薬事法の制約や怪しい製品への不信感などから、普及が遅れてきました。今後は安全性やエビデンスをしっかりと提示しながら、継続しやすい製品設計と使いやすさで市場の信頼を得ていくことが求められそうですね。
新しいLED美顔器は、美容効果と使いやすさのバランスに優れた一台となっており、今後の市場展開に注目が集まります。