もう段差で止まらない。悩みを解決してくれたDreame「Aqua10 Ultra Roller」実機レビュー

続々と登場するロボット掃除機。各社のハイエンドモデルを試すたびに、その進化のスピードには驚かされます。
中でも Dreame(ドリーミー) は、近年注目度を高めているブランドのひとつです。独自の技術開発を強みに、グローバル市場で着実に存在感を広げてきました。
今回試した Dreame「Aqua10 Ultra Roller」 は、同社初となる回転式の濡れモップを採用し、さらに最大約8cmの段差を乗り越えられる点が大きな特徴です。価格は249,800円(税込)。
ところでDreameってどんなメーカー?
ロボット掃除機は高価な買い物だからこそ、後悔は避けたいものです。性能はもちろん、信頼できるメーカーであることや、サポート体制が整っていることも重要な判断材料になります。
その点で、Dreameは比較的新しいブランドながら、安心しておすすめできる企業のひとつです。
Dreame Technology は2017年に設立されたグローバル家電テックブランド。最先端のデジタルモーター技術や流体力学、SLAM(リアルタイム位置検知・地図作成)アルゴリズムなどを核に、高性能なロボット掃除機、スティック型掃除機、水拭き掃除機、ドライヤーといったスマート家電を展開しています。現在は世界100以上の国・地域で事業を展開し、多くの家庭で製品が使われています。

社員の7割以上が研究開発に携わり、年間売上の約7%を研究開発に投資。累計の出願済特許数は約10,000件にのぼるなど、技術開発に力を入れている点もDreameの特徴です。
日本市場でも存在感を高めており、国内正規展開によるサポート体制に加え、用途や予算に応じて選べる豊富なラインナップがそろっている点も魅力と言えるでしょう。
吸引・拭き掃除……基本性能をチェック
ロボット掃除機は、大きく分けて床掃除を行うロボット掃除機本体と、ベースステーションの2つで構成されています。
実際に部屋を走行して床掃除を行うのがロボット掃除機本体で、ベースステーションでは充電に加え、給水、汚水やゴミの回収などをまとめて行います。
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まずは Dreamehome アプリ をインストールし、初期設定を行います。設定は画面の案内に従って進めるだけで、特につまずくことはありませんでした。マップ作成もスムーズで、思っていた以上に短時間で完了します。

「Aqua10 Ultra Roller」最大の特徴は Dreame 初の回転式濡れモップ「AquaRoll」 の搭載です。これにより、油汚れやこぼれた液体などの汚れを しっかりこすり落とせるとのことですが、実際はどうでしょうか。
清掃テストでは、疑似ゴミとして微細な砂(青)、ペット用トイレ砂、床にこびりついたオイスターソース を用意し、それぞれの清掃性能を確認しました。

モップが前方にせり出す構造のため、壁際までしっかり掃除できている印象です。特に驚いたのは角部分で、汚れがきちんと取り切れていた点でした。
一般的なロボット掃除機では、どうしても角にゴミが残りがちで、大きめのペット用トイレ砂がいくつか落ちているケースも少なくありません。その点、「Aqua10 Ultra Roller」では、そうしたゴミもほぼ残らず、きれいに回収できていました!
この仕上がりを支えているのが、最大30,000Paの強力な吸引力です。一般に20,000Paを超えると高性能モデルとされる中で、30,000Paという数値はロボット掃除機としてトップクラスと言えるでしょう。


乾いてこびりつき、粘度の高いオイスターソースも、一度の走行でスッキリと落とせました。回転ローラーを常に清潔な状態に保ちながら水拭き・モップがけを行えるため、油汚れやこぼれた液体による汚れ、乾いて固まった頑固な汚れまで、しっかりこすり落とせている印象です。


また、カーペットを検知するとローラーを自動で保護する「AutoSealローラーガード」機能も搭載しています。
カーペット上ではローラーの回転を停止し、専用カバーで密閉することで、水分の付着や臭いの残留を防止。水拭き対応モデルながら、カーペットとの使い分けも安心して任せられます。動画でご覧ください。
困っていた段差を乗り越えられた! “脚がある”新機構で段差越え能力が大幅アップ
従来モデルよりさらに高い段差を乗り越えるために、伸縮式の脚(ProLeap システム) を搭載。最大 8cm(4cm+4cm) の段差をクリアできるとされています。
我が家では、廊下とリビングの間に 約3cm+1cm の段差があり、これまでロボット掃除機が乗り越えられませんでした。一度廊下側に出てしまうと戻れないため、使用時は扉を必ず閉める必要がありましたが、「Aqua10 Ultra Roller」では この段差も問題なく乗り越え、廊下までしっかり掃除してくれました。やっと出会えました……!
これまでは廊下で動けなくなり、途中で力尽きていることもありましたが、このモデルなら 段差を気にせず安心して任せられる と感じました。
スリッパや細いコードなども落としておきましたが、きちんと避けていました。
高温乾燥が優秀。カラカラに乾く
ベースステーションは 3.2L の大容量 を備え、メーカー公表では 約100日間ゴミ捨て不要 とされています。さらに、内部を加熱乾燥する仕組みにより、湿気や臭いの発生リスクを抑えられる点も安心材料です。
モップの自動洗浄機能も充実しており、特に特徴的なのが 約100℃の熱水によるセルフクリーニング。先ほど掃除したオイスターソースの汚れも、洗浄後にはきれいに落ちていました。
洗浄後はしっかり乾燥され、実際に触ってみると乾いていて、ふわっとした状態に。しめっていると雑菌などの繁殖が気になりますが、これなら大丈夫。日常的なモップの手洗いが不要になり、メンテナンスの手間を大きく減らせそうです。




基本的な掃除性能をよりブラッシュアップ、段差越えも魅力
「Aqua10 Ultra Roller」は、強力な吸引と水拭きを組み合わせた清掃により、隅々まで無駄なく動き、角まできちんときれいに仕上げてくれるロボット掃除機です。アプリの操作性も良好で、AIによる障害物認識の精度も高く感じました。一度判別した障害物はきちんと避けて走行するため、途中で引っかかることはほとんどありませんでした。
中でも特に印象的だったのが、段差の乗り越え性能です。我が家では長年段差に悩まされてきましたが、このモデルではその問題が解消されました。これまで段差のせいで掃除エリアが分断され、手間に感じていたご家庭にとって、検討する価値のある一台と言えるでしょう。

Aqua10 Ultra Roller製品概要
| 寸法 | 350x350x97.5mm(本体:LDSセンサー格納時) 350x350x120mm(本体:LDSセンサー持ち上げ時) 420×440×505mm(ドック) |
| 重量 | 5.8kg(本体) 11.1kg(ドック) |
| 吸引力 | 最大30,000Pa |
| タンク容量 | 4L(浄水タンク) 3.5L(汚水タンク) |
| ダストバッグ容量 | 3.2L |
| バッテリー容量 | 6,400mAh |
| 対応可能段差 | 4.2cm(単層) 8cm(4cm+4cmの二重段差) |
| 価格 | オープン |
製品詳細:https://www.dreametech.jp/products/aqua10-ultra-roller-black










