LED照明にヒートシンクを搭載して長寿命に! ジェイク ダイソン ライト発表会レポ

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5/29にジェイク ダイソン ライトの発表会に行ってきました。発表されたのはLEDペンダントライトAriel(アリエル)。4月に発売されたLEDタスクライトのCSYS(シーシス)についても、内部の技術的な解説が行われました。
■ヒートシンクを使った冷却でLEDは30年以上もつ
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ジェームズ・ダイソンの長男であり、照明カテゴリ担当のジェイクさんによる説明が行われました。「一般的なLEDの寿命は3時間から5万時間とされているが、LED照明の劣化を早めているのは熱。そこでヒートパイプを使って熱を送るヒートパイプシステムを採用しました」。なるほど、これはPCにも使われている技術です。冷却に成功した結果、ダイソンの照明は、37年以上使用実現が可能となってとのことでした。
この説明を聞いて、アイリスオーヤマ工場見学に行ったときのことを思い出しました。LED照明のテストをやっていた担当者が「パッケージに4万時間と書いていても、実際に4万時間点けて試してるわけじゃないんですよ。熱を加えて劣化を早めてテストしています」とおっしゃっていました。LEDは熱によって劣化が急速に進んでいくんですね。
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当日は、実際にヒートパイプで冷たい水と暑いお湯がどの程度で伝わるのか、実験が行われていました。実際にやってみましたが、ほんの数秒で熱が伝わってきました。
■照明全体がヒートシンク! フィンで覆われたAriel
Arielは人工衛星のようなデザインで、インテリアの邪魔にならないシンプルな黒っぽい長方形でした。よく見るとフィンがたくさん見えます。照明器具全体がヒートシンクになってるんですね。こりゃ冷えそうです(笑)。通常のLEDは120から140℃に達するそうですが、ヒートパイプテクノロジー効果で50℃前後に保たれるそうです。
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↑ヒートパイプを6本使うことで熱がヒートシンク伝わり、常に空気中に放散される仕組み
LEDチップは9,000ルーメンとハイパワーで、光をきれいに拡散してまぶしさを抑えるため、LEDチップの上に特殊なレンズを使用しているとのことでした。ラインナップは天井を照らして間接照明として使えるアップライトと、下方向を照らすダウンライトの2種類とのこと。
■照明器具本体の寿命は何年を想定?
ただ、「一生使える」と聞いて疑問に思ったのは、理論上LEDが長持ちするとしても、本体はそこまでもたないんじゃないかということでした。日本だと照明器具本体の寿命は8年から10年、長くても15年で交換となっていますよね(LED照明の取説にはだいたい書いてあります)。特にCSYSは滑車、ワイヤー、接続部分、回路などは気になるところ。質問の時間があったので直接ジェイクさんにお聞きしたところ、本体に関しては「10年から15年を想定している」とのことでした。部品交換や修理については今後詰めていくとのことです。
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既に発売中のDysonタスクライトシリーズ
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建設用クレーンにインスパイアされたというカウンター ウェイトシステム。ヌルヌル動いておもしろい
LEDの明るさや持ちも大事ですが、本体が壊れたら使えませんから、そのあたりのことも気になります。LEDがそれだけ長持ちするのであれば、本体も大事に使って一生モノになってくれると嬉しいですよね。メンテナンスや部品についてもアナウンスがあれば、随時お知らせしていきます。なお、保証期間はCSYSが2年、Arielは未定とのことでした。
CSYSのラインナップはデスクライトのCSYS desk、フロアライトのCSYS floor、クランプタイプのデスクライトCSYS clampの三種類で、価格はCSYS deskとCSYS clampが64,000円(税抜)、CSYS floorが101,000円(税抜)。Arielの発売時期、価格は未定となっています。実物を見たい方はダイソン表参道店のほか、芦屋家電、カッシーナ、伊東屋へ!

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