東芝のふとんクリーナーなら「かけふとん」も「敷きふとん」もたたいて短時間でキレイになる! 

Pocket

東芝ライフスタイルは、電動ふとん掃除用ヘッドを搭載した「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス)」VC-CLF1を9月1日から発売します。こちらの取材をさせていただきました。
以前、掃除機を取材していたときに私がふとんクリーナーについて色々話していたようで(何を話したか忘れましたが……)、「興味があるのなら新製品を見にきませんか」と連絡をいただきました。たっぷりお話を聞くことができましたよ。
1.JPG
▲「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス)」VC-CLF1。9月1日発売です!
■たたいてダニの死骸やフンなどのアレル物質を吸い込む
2.JPG
▲低重心タイプではなく、持ちやすいのが特徴です
ふとん掃除用ヘッドで寝具を振動させることで、ダニの死がいや糞などのアレル物質を吸引しやすくしているのが特徴。ヘッドに設けたプレート(「ワイドビーター」)が毎分約1,600回の高速で振動し、幅21cmの広い吸込み口から寝具のアレル物質を99%以上除去するとのことです。
3.JPG
▲ヘッドの裏側にはトントン叩くワイドビーターがついています
ここで注目したいのは、"ダニの死がいや糞などのアレル物質を吸引しやすくしている"という部分。ダニそのものを吸い取るとは謳っていません。
ふとんクリーナーについては、メーカーによってダニに対する考え方が違います。「生きたダニも吸い取る」というタイプと、今回取材した東芝のふとんクリーナーのように「ダニの死骸やフンを取る」というタイプに分かれます。
生きたダニがふとんにウヨウヨ……と考えると気持ち悪いですよね。やっぱりダニごと取ってくれるふとんクリーナーに惹かれます。しかし、これには諸説あり、最近は「ふとんクリーナーで生きているダニはとれないんじゃないか」といわれています。ダニは短時間熱を当てたり、UVライトを当てたりしても、そう簡単に吸い取れるものではないそうです。本気でダニを取り去るのなら、ふとん全体を50度以上の高温で長時間当てなければなりません。ふとんクリーナーでは短時間で一部しか当てることはできず、ダニはすぐに逃げてしまうとのことでした。ダニってしつこいですね…。
そして実はダニそのものより怖いのが、ダニの糞や死骸だそうです。寝ている時に吸い込んでしまうほうが危険とのこと。
今回、ふとんクリーナーの開発にあたって西川布団や大日本除虫菊(KINCHO)に協力してもらい、そういった布団やアレル物質についての性質を知った上で、叩いてしっかり吸い取るふとんクリーナーの機構に決めたそうです。
■ふとん1枚にかかる掃除時間のめやすは80秒! スイスイ進んでしっかり吸引
実際に持って使ってみましたが、軽い力でスーッと走行するので驚きました。ハウスダストをたたき出しながら、生地の吸い込みを抑えつつ、大きな車輪と2つのローラーが滑りを良くしています。シーツの引き込みもなく、ビタッと布団にくっつく感じはありません。逆に不安になるほどでした。さらに、1枚にかかる掃除時間の目安は約80秒とのこと。そんな短時間で、ちゃんととれるか心配……。
そんなことを思っていたら、実験が始まりました! 敷きふとんにベビーパウダーを散布して、シーツをかぶせてその上から掃除します。
4.JPG
▲ベビーパウダーを敷き布団につけます。「一番濃いところを東芝がやります。選んでください!」といわれました。大差はなかったのえすが、一番たっぷりついていそうな左上を選んでみました

▲すべて二往復で掃除しました。カタカタカタと叩いている音が聞こえます。軽々動かしてますが、そんなに早いスピードで動かして、ちゃんと吸いとれるの?と心配に……。こういうデモは、ゆっくり動かすことが多いのです。
5.jpg
▲左上が東芝。キレイになってる! 右上のダイソンと遜色ありませんでした。しかも時間内に掃除できた範囲が広いですね
ゴミ残しまセンサーで、目に見えないホコリまで知らせてくれます。ゴミがなくなると緑に変わり、吸引力も落ちるので、バッテリーの無駄な消費を抑えることができます。
バッテリーはリチウムイオン電池で、6分から25分かけることができます。1枚80秒で終わるとすれば、家族全員分のふとんを掃除できそうですね。
ダストボックスの分解しやすく、ゴミは簡単に捨てられます。さらにダストボックスに付着した微細なゴミは、すべて洗うことができるそうです。アレル物質は水溶性なので、水洗いするとキレイさっぱり落ちるそうですよ。
6.jpg
▲使わないときにヘッドにホコリが付かないよう、ヘッドカバーも付いています。こういった細かい配慮は実に東芝らしいですよね
■掛け、敷き、羽毛など、ふとん一式まるごと掃除できる
吸い付きやすい掛けふとん・毛布には「かけふとんモード」、デリケートな羽毛ふとんはたたきをOFFする「羽毛モード」、厚みのある敷きふとん、マットレスには「自動モード」と3種類モードがあります。これなら気になる掛けふとんもしっかり掃除できます。それぞれ引き込まないように自動で制御してくれるので、とてもラクです。他のメーカーでは敷きふとんのことしか考慮しないものも多いのですが、掛けふとんなどを含めて、ふとんを丸ごと掃除できるのは嬉しいですね!
■掃除機に布団ノズルも掃除できますが……"ふとん専用クリーナー"があると便利ですよ!
ふとんクリーナーは「掃除機に布団ノズルをつければいいから必要ない」という方も多いですよね。
でも、やっぱり専用のふとんクリーナーは手軽に掃除できるのでおすすめです。特に子供が2段ベッドなどを使用していると、上のほうは掃除しにくいですよね。東芝のコードレスのふとんクリーナーなら、手元がもたつかずにササッと掃除できるだけでなく、1枚80秒と短時間でしっかりゴミを吸い取ってくれるので、忙しいお母さんにぴったりです。ヘッドの幅が広いので、一度に吸い取れる範囲も広いです。シングル布団ならあっという間に終わりますよ。吸引力も強力なサイクロンで問題なしで、微細な粉もガンガン吸い取ってくれました。
敷きふとんだけでなく掛けふとんもきちんと掃除できるのは東芝だけ。ベッドサイドなども掃除できるようなノズル(丸ブラシと隙間ノズル)まで付いているので、身の回りでもホコリ等が気になったらパッと掃除できます。
ダストボックスがぼこっと前に出ていて、デザインはスタイリッシュとは言えませんが、使いやすさは抜群。9月1日に店頭に並んだら、ぜひお手に取ってご覧ください。お借りできるとのことなので、どこかでレビューします!

ニュース

Posted by 石井和美