当ページのリンクには広告が含まれています

ダイソンの加湿器「Dyson Hygienic Mist AM10」レビュー!(電気代・加湿能力編)

Pocket

 ダイソンの加湿器「Dyson Hygienic Mist AM10」ですが、みなさん電気代やお手入れ方法が気になっているようですね。カルキなどのお手入れはどうするのか、もう少し使い込んでからレビューするつもりですが、加湿能力と電気代について触れてみたいと思います。今回AM10を使用したのは、木造住宅の二階、6畳の部屋です。
■音は静かで気にならず
 木造でスースーな我が家では、冬になると毎年冬になると湿度で悩みます。色々なタイプの加湿器を買いましたが、なかなか湿度が上がりません。最近は加温タイプのものを使っていますが、部屋の隅々まで湿度があがることはなく、かなりムラがあります。
141116_1.jpg
 ダイソンの加湿器で一番驚いたのは、横向きの風にミストが乗って、遠くまで一気に広がること。空気はすぐにしっとりとした感じがするので、すぐわかります。遠くに置いた湿度計も、数値が上がっていくので気持ちいいです。子供達が乾燥肌がひどく、病院へ通っているほどですが、これは嬉しい! 
 風量は10段階で調整できますが、1から4あたりは気になりません。8から10だとちょっとゴーッという音が気になります。音は風量を抑えれば、すごく静かでした。
■真横にミスト&風が出てくるので、置き場所に悩む
 しかし、細かいところで気になった点も。
 冬の部屋で風量を上げて、ミスト状の風が当たると、やはり冷えが気になります。
 6畳の部屋にベッドや本棚を置いているので、人がいられるスペースはわずか。向きを変えると布団などにあたって湿ってしまいそうですし、人間に当たると冷えますし、地震が多い地域なので高いところには置きたくないですし、置く場所がなかなか難しいと思いました。
 特に子供がAM10の前にいると心配。子供は座ってじっと本を読んだりするのですが、ダイソンの加湿器のすぐ前にいるときは、慌てて子供のほうを移動させます。水を入れてしまうと本体が重く、取っ手がないので加湿器の移動はなかなか面倒です。底面にロックできるローラーのようなものが付いているといいんですけどね。
 風は常に出続けており、オフにはできません。サーキュレーターとして活用したいところですが、角度の調整ができないのは残念……。風量が弱めだと、床に置くと下ばかり対流ができて、上の温まった空気がなかなか降りてきません。エアコンと併用するなら、吹き出し口を上向きにしたいところですが、AM10は真横にしか風がでないんですよね。贅沢を言うと、首振り&上下調整してもらえると嬉しいんですけど、水を入れてそれをやるのは技術的に大変なんでしょうね。
■消費電力の推移を公開!
 気になる電気使用量の推移を公開します。日中で晴れ、湿度29%というカラカラ状態! 肌が乾燥がひどい子供のために60%に設定しました。

141116_3.jpg
↑ついに30%を切ってしまいました。加湿器オン!
141116_2.jpg
↑60%に設定


 AM10は窓側に置き、湿度計は対角線上にあるドアの前にん設置。部屋の隅から隅といった場所で、遠い位置です。
 最初は風量「1」からスタートです。最初の3分間は除菌モードなの約20Wで固定、その後に加湿が始まり、ミストが出てきて33Wとなりました。さすがに1では部屋全体にミストが届かないようです。1.5時間経っても湿度は45%前後で、ずっとミストが出ていました。
 次に風量「2」に上げましたが数値は変わらなかったので、「3」にしてみました。グラフを見てもわかる通り、それぞれ電気使用量が1Wほど上がっています。
 が、それでも設定湿度に達しません。湿度は29%→48%まで上がりましたが、木造住宅はなかなか上がらないんですよね……。
dyson_g1.png
↑クリックすると拡大します
 最後に思い切って、風量「10」にしてみました。すると、電気代は47Wにはね上がりましたが、15分かからないうちに設定湿度に達し、送風のみ(ミストはオフ)になったのです! 消費電力もミストがオフになると、22.6Wほどに下がっていました。グラフの後半を見ると、加湿と送風が繰り返されているのがわかりますね。
 このとき、湿度計の湿度は55%に保たれていました。遠くの場所にあり、ドアの近くだったため、5%の誤差がでているようでしたが、他の部屋と違って明らかに潤いを感じました。
141116_4.jpg
↑設定湿度は60%でしたが、離れたところに置いてあった湿度計が55%になるとミストがオフに
■約6時間稼働。電気代は約5.3円
 約6時間稼働させて、消費電力量はトータル211Wh、約5.3円という結果でした(1kWhあたり25円で計算)。我が家が使っている加温タイプ(ポットと同じ)よりは、はるかに安いです。
 水はずいぶん減っていました。乾燥すると、6時間で1L以上使ってしまいますね。ただ、稼働して6時間後に真下の台をさわってみましたが、全然濡れていませんでした。もっと濡れるかなと思ったんですが、これも意外でした。
141116_5.jpg
↑これだけ乾燥していると、水の減りが早いですね
141116_6.jpg
↑目の前の台が濡れていない!
 うーん、次は間をとって風量5くらいで調査してみようかな。今回、娘がいないときに計測したのですが、もし部屋にいる場合、風量10だと風が強すぎます。もっと広い部屋なら気にならないのかもしれませんが、6畳で風量10かつ首振りなしってのはキツイ……。5くらいで設定湿度に達すると嬉しいですね。
 お手入れ編などは、汚れるまでしばしお待ちを!
ダイソン加湿器AM10の詳細はこちら