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2020年までに一兆円! 三菱電機、空調冷熱システム事業戦略を説明

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常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長 杉山武史氏
常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長 杉山武史氏

三菱電機は、空調冷熱システム事業戦略説明会を行いました。説明したのは、常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長 杉山武史氏。
家庭電器事業は「空調冷熱システム」「家電映情」「電材住設PV」の3つで構成されており、空調冷熱システムは売上げの約7割を占めているそうです。

空空調冷熱システム事業は、主にルームエアコン、パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、産業冷熱、チラー、圧縮機を開発・販売する部門で、成長牽引事業の一つ。グローバル成長戦略の推進をはかり、日本、欧州、米国、中国、アジアのほかに、中東、アフリカ、中南米といった新興市場へ本格的に取り込むとのことでした。

 

 

エリア別でみると、2020年の売上げ目標は2014年度比で日本は1.2倍、欧州・中央・アフリカは1.5倍、米州は2倍、中国・アジア・オセアニアは1.7倍。

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売上高推移。2015年は9900億円を見込んでいるそうです

 

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2020年の売上目標は1兆円

2015年は9900億円の売上げ見込みですが、2020年には一兆円の大台を目指すそうです。スローガンは「Advance&Innovation2020(AI20)」。既存事業の強化・拡大と新規事業の創出・強化を行い、ローカライゼーションを推進するとのことでした。

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話題のパーソナルツインフローは、三菱ならではの技術力

杉山氏は「当社はコアデバイスをすべて内製しています。例えばルームエアコンは世界ではじめてパーソナルツインフローを搭載したエアコンを10月30日に発売しました。全く新しい構造で、快適性と省エネ性を両立しています。ラインフローファンも、当社が業界に先駆けて開発して業界標準になりました。これは、総合電機メーカーの強みを生かして他部門の技術を取り組んで反映してできたことです。今後、グローバル展開するには、気候風土・文化の違うにより変わる空調冷熱機器の個別ニーズにきめ細かく対応する開発力強化が不可欠です」と語りました。