最速レビュー! 11月19日発売の日立ロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)」を使ってみた
先日発表されたばかりの日立ロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)RV-DX1」をお借りできました!発売予定日は11月19日で店頭予想価格は10万円前後(税抜)です。日本の大手メーカーでは最後に登場したminimaru、他とは一体何が違うのでしょうか。2003年にプロトタイプを発表してから13年もかかったため、もう出さないんだろうな……という雰囲気でしたが、発表を知って「本当に出すの!?」と驚きました。
発表会レポートはゲットナビにてご紹介させていただきました(日立、ロボット掃除機参入に「なぜいまさら?」の声ーー「小さなボディ」は市場に受け入れられるのか?)。そちらも合わせてご覧くださいね!
■狭い家、モノが多い家でもこれなら使える!
家に届いて箱を開けたとき、とても小さくて驚きました。家で活躍しているルンバと比較すると、こんなに差があります。minimaruは直径25cm、高さ9.2cm、重さ2.3kg。ルンバは直径35.3cm、高さ9.2cm、重さ3.9kg。片手でも簡単に持てる軽さもいいですね。
セット内容は、本体のほかに充電台、リモコン、電池。侵入を制限したい場所に赤外線の見えない壁を作る、ルンバの「バーチャルウォール」のようなものは付属していません。とてもシンプルです。
とにかくロボットクリーナーを小さくしたかった日立は、ほとんどの部品を独自開発し、配置も工夫しています。これだけしか面積がないのに、段差センサーが上下左右4カ所についており、サイドブラシが2個、回転ブラシも2種類ついているのはすごいですね。リチウムイオン電池はサイドブラシの間に入れ込んであり、みっちりという感じです。
■小さいけれどパワフルでスピードが速い
ブラシ幅が約13cmしかないので、スピードを上げなければなかなか終わらないんじゃ………と思っていましたが、実際に動かしてみるときびきび動いて速く、ゴミも通ったところはしっかり取っていくので、それほど時間がかかりません。
これだけのスピードで走り、方向転換するのはモーターにかなり負荷がかかりそうですが、さすがモーターの日立ですね。小さくてもパワフルです。
それから、とても小さいので、イスの下や狭いところは大得意。今まで入りにくかったような場所も、どんどん入っていきました。狭いところに入れるということは先に進めるんですね。大抵のロボットクリーナーは、キッチンまで入り込まずに終わるのですが、minimaruはちゃんと先まで行って掃除していました。さすが日本製、狭い日本の家屋に合わせて作られていますね。我が家のように家具やモノが多い家に向いているかもしれません。
まだ使い込んでいるわけではありませんが、ロボットクリーナーとして堅実に作り込んだなあといった印象です。狭いところにちゃんと入って掃除してくれることは大事なので、頼もしく感じました。
個人的には、13年も待ったのだから、もうひとつあっと驚く新しい技術を搭載してほしかったなあという気持ちもありますが、ロボットクリーナーとしてはかなり優秀。広い家よりも、狭い家、モノが多い家向き! これ大事!
minimaruの説明会も近日中に行われますので、技術者のお話を聞いて、何回か試した後にまたレポートします!
日立ロボットクリーナー ミニマル RV-DX1(公式ページ)
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/rvdx1_release/
【ゲットナビ】日立、ロボット掃除機参入に「なぜいまさら?」の声ーー「小さなボディ」は市場に受け入れられるのか?
https://getnavi.jp/homeappliances/77245/