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乗るだけで体組成と「スリーサイズ」がわかる!? 紳士服・スーツのはるやまとタニタが協業した新サービスとは

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スーツの買い替え時は、大抵「体型が変わったから」が多い我が家。ダメだなと思いつつも、太ってきているということなんですよね。でも、店舗でスタッフさんにメジャーで採寸してもらうのも、気が引けますよね……特に女性は。

そんな悩みを解消してくれるすごいサービスが登場しました。はるやま商事株式会社と株式会社タニタが協業し、体組成計に載るだけで健康チェックとおすすめスーツサイズ&商品シルエット(型)を提案してくれるそうです。

体組成計ではかった生体情報を基にスリーサイズは諸々を推定

はるやまの店舗には、タニタが開発した体組成計が置いてあります。そこでは店員に相談することなく、顧客が勝手に乗って、サイズや体組成データ、似合うおすすめブランドを知ることができるというサービスです。

これはタニタが開発した体組成データから体形を推定する新技術「TANITA Body Shape  Analyzer」と、はるやまの商品情報を組み合わせたもの。サイズに合わせて、利用する人にフィットするおすすめのサイズ、商品シルエットのスーツやフォーマル、パンツやスカートを自動で提案してくれます。

これまでは店舗スタッフがメジャーを使って採寸していましたが、「体に触れられたくない」「自由に探したい」という方にぴったりのサービスです。

タッチ画面で年代や身長などの必要情報を入力して体組成計に載るだけで男性であれば「A5」「AB6」、女性であれば「9」「11」(すべて号)など、おすすめのサイズを表示します。

あわせて商品シルエットも提案。タニタが長年培ってきた体組成計測技術を応用したもので、体組成計ではかった生体情報を基に「首回り」「おなか回り」「胸囲」「裄丈」「ヒップ」「ふともも」のサイズを推定するとともに、おすすめのスーツサイズと商品シルエットを提案。これよりスムーズなスーツ選びができます。

体にフィットしたスーツ選びが可能
豊富な商品群から最適なサイズとシルエットのスーツやジャケットを選ぶことができます

購入時にスタッフとの接触を減らし、商品選びの自由度を高めるとともに、買い物時間の短縮や新型コロナウイルスの感染対策にも役立つとのことでした。

40サイズ以上あるメンズスーツも、自分にピッタリのサイズがすぐにわかる

ステージでは、実際に来店から計測、ジャケット選びまで行われました。こちらは動画をご覧ください。計測は靴下などを脱ぐ時間を除いて30秒ほどで正確にサイズがわかるようになっています。

実際に計測したのはタニタ株式会社 谷田千里代表取締役社長、はるやま商事株式会社 中村宏明代表取締役社長、女性モデルさんでした。

谷田千里代表取締役社長(細身)と中村宏明代表取締役社長(少しぽっちゃり)が実際に計測されている様子を動画で撮影したのでご覧ください。どんなスーツがおすすめされるのでしょうか。

女性モデルの方は「人にサイズを見られたくないのですが、これなら選びやすいですね」と語っていました。

おしゃれと健康をテーマに今後もサービスを展開していく

はるやま商事株式会社 中村宏明代表取締役社長は、次のように語りました。

「おしゃれと健康をテーマにした取り組みを店舗を2015年から行っています。2018年からは健康軸のサービスを強めてほっとひといきステーションの展開をしています。2017年からは、タニタさんとスーツやワイシャツの開発など、健康というテーマで一緒に取り組みをしています。今回、両社協業によって新たなサービスをスタートできることになり、大変うれしく思っています。手軽な操作で体組成データを計測すると同時に、スーツなどのサイズが推計され、おすすめのシルエットなども提案されます。ファッションをきっかけに採寸の過程で健康情報を知ることができます。体組成情報をベースによりパーソナルな提案もできるようになるわけです。まずはトライアルとして2店舗で展開し、ほっとひと息ステーション店舗に順次増やしていく予定です」

タニタ株式会社 谷田千里代表取締役社長は「大がかりな装置を必要とせず、乗るだけで体形を推計します。メジャーを使った採寸をしなくてもサイズがわかるようになり、お客様は自由に選べるようになります。はるやま様とは2017年に協業しました。これまでも活動量計ポケット付きのシャツやエネルギーを消費しやすいスーツなどを発売しています。これからも先を見越した技術やサービスを提供したいと考えています。新たな価値にご期待ください」とアピールしました。

サービスについては、はるやま商事の神瀬桂営業本部長は、衣服と健康について結びつける難しさについて語っています。

「弊社が54店舗で展開しているほっとひと息ステーションは、4年目を迎えています。本取り組みを進める中でさまざまな課題も見えてきました。衣類を主として販売しているため、健康を縹緲しているのかわからないと言われてしまいます。スーツを求めてきたのに、「健康」と「衣服」には接客上に距離がありました。そこでタニタ様に相談しました。それが協業したスーツサイズチェックの新サービスです。メンズスーツのサービスは40サイズ以上あり、複雑でわかりにくい。スーツを買い替える動機は、体形変化が多く、採寸を行う必要がある。その工程は体組成計に載るだけで可能になりました。男性だけでなく、女性のお客様にも提案可能です。年齢、性別によって合った商品を提案できます。タイプ別に商品提案を行い、ブランドを選べます」

もちろん、健康に関心のある方ばかりではありません。

衣服と健康の架け橋になりたいと考えています。目的のスーツのサイズを知りながら、体組成情報も知っていただきたい。一人でも多くの方の健康をサポートをしたいと考えています。また、顧客情報と結びつけ、さまざまな情報提供、顧客データに沿った商品開発、コトの提案を行っていきます。トライアルとしてはまず吉祥寺店と岡山大安寺店から、30店舗で推進します」

技術面については、タニタ 開発部生体化学科和智湧斗さんが サイズ推定の一致率を公表しました。

「体組成計の計測値から体形を分析しサイズ推定に応用しています。高精度な測定技術で、男性スーツサイズの一致率は98.2パーセント、女性スーツ葦津の一致率は95.2パーセントと高い数値です

素足で計測する必要あり。女性は脱ぎやすい靴下で

メジャー測定を一切せずにデータ入力のみで選んでも、きちんとフィットしています。靴下などを脱ぐ必要があるのですが、30秒ほどでわかるスピード感がすごいですね。知られたくないデータをまわりに知らせずにこそっと選ぶことができます。もちろん今まで通り、スタッフの方に採寸していただくこともできます。自由度が増したわけですね。

現時点では、このようなサービスがあるお店はなないとのこと。映像によるフィッティングサービスなどはありましたが、確かにこれは見たことはありません。

ただ、残念だったのは既製サイズの中から合ったものを選んでくれるサービス、ということ。オーダーメイドではありません。オーダーメイドにするにはさすがに無理かもしれませんが、ここまで細かく計測できるのであれば、いずれ精度をもっと上げてオーダーメイドにも対応してくれるようになると嬉しいですね。

このサービスを行っているのは関東で吉祥寺店だけ。28日から試験提供するそうなので、近々行って実際にスーツを作ってきます! お楽しみに。

採寸の選択肢が広がりますね。私も人に計測してもらうのが苦手なので、利用したいと思いました。

プレスリリースはこちら