「Matter」って知ってる? 手頃な価格で簡単に始められるAqaraのスマートホームデバイスを見てきた 

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スマートホームブランドのAqara(アカラ)が、話題の接続規格「Matter(マター)」への対応を本格的に進める「Matter強化キャンペーン」を発表しました。

Matterは、Apple・Google・Amazonといった大手がタッグを組んで進めている、スマート家電同士をスムーズにつなぐための共通ルールのようなもの。これまでAqaraは独自の技術(Zigbeeなど)で安定したスマートホーム環境を提供してきましたが、今回の発表で新製品を含めてMatter対応を本格化。スマートホームの“新しい当たり前”を目指す大きな一歩となりました。

発表会では、スマートホームの国際ルールを作っている団体CSA(Connectivity Standards Alliance)の日本支部代表・新貝文将さんが登壇し、「Matterってなに?どう便利になるの?」という解説を行い、Aqaraブランドマネージャー ミア氏が新製品の紹介をしました。さらに、ガジェット好きにはおなじみのレビュアー・miDenさんも登場し、ユーザー目線で見たMatterの良さについて語りました。

左から新貝文将氏、ミア氏、miDen氏

「Matter」ってなに?スマート家電の“共通言語”!


スマート家電って、便利ですが「設定が大変」「アプリがバラバラで面倒」っていう悩み、ありますよね。そこで登場したのが「Matter」。これは、いわばスマート家電たちが共通で話せる“言葉”のようなもので、異なるメーカーの製品でもスムーズに連携できるようにするための新しいルールなんです。

特に注目されているのが、初期設定のカンタンさ! スマホでQRコードを読み込むだけで、わざわざアプリを登録したりパスワードを打ち込んだりしなくてOK。しかも、Apple HomeとGoogle Homeを同時に使える「マルチアドミン」機能もあって、より自由度の高い使い方が可能になります。

セキュリティ面では通信の暗号化や証明書管理、さらにはブロックチェーンによる安全性の確保までされているから安心。今後は「Matter対応マーク」が付いていれば、「簡単に、確実につながる」という安心のサインになっていきそうです。

ブランドを超え、昔買ったデバイスも使えるAqara


AqaraはこれまでZigbeeなどの規格でスマート家電を展開してきましたが、これからはMatterの時代ということでより多くの人が、より簡単に使える環境を目指しているそうです。

特に注目なのが、既存のAqara製品をMatter対応にする“ブリッジ機能”。今までの製品もMatterのネットワークに仲間入りできるようになるので、「昔買ったデバイス、使えなくなるの?」という心配は無用です。

さらに、低電力かつ安定通信ができる「Thread(スレッド)」という新しい通信方式にも対応していくとのこと。Appleの最新製品(iPhone 15や新しいiPadなど)もすでにこのThreadに対応しているので、これからのスマートホームではますます重要になってきそうです。

2025年4月24日には新製品「Aqara M100ハブ」がAmazonで先行販売。Thread対応、Matterコントローラー内蔵で価格も3,180円と手頃な価格が魅力です。(楽天、ヨドバシカメラ、Joshin、EDIONでも順次販売されるそうです)

こちらがM100ハブ。赤外線通信はできません

他にもスマートホームデバイスが色々用意されています。Amazonなどでチェックしてみてください。

真ん中がAqara ドア開閉センサー P2 Matter対応 開閉センサー、右がAqara スマートリモート キューブ T1 Pro 
Aqara LED 電球T2、Aqara 防犯カメラ G5 Pro Wi-Fi 屋外屋内兼用カメラ

Aqara公式サイト