省スペースに大容量を。進化したパナソニックの冷蔵庫「コンパクトBIG」お披露目
パソニックは、約8年ぶりにフルモデルチェンジしたHYタイプを中心とする「コンパクトBIG」HYタイプを発表しました。4月下旬の発売に先駆けて、新製品の特長であるコンパクトな設計を実現した技術や使いやすさについて、メディア向けにセミナーが行われました。直販価格は、551Lモデル「NR-F55HY2」が325,400円、501Lモデル「NR-F50HY2」が305,100円、450Lモデル「NR-F45HY2」が284,700円。

冷凍・冷蔵の使いやすさを追求した設計
新製品「コンパクトBIGシリーズ」は、外寸を変えることなく、内容積を大幅に増やす設計により、都市部の限られたスペースでも大容量を実現。その理由は、日本の住宅事情、特に都市部では住空間が小さくなる傾向が続いており、冷蔵庫にも省スペースで大容量なものが求められています。
2016年の冷蔵庫NR-T502V(501L)と比較すると、新モデルNR-F55HY2容量は約50Lもアップ。また、同じ501Lでも、新モデルNR-F50HY2であれば同じ要領で奥行、横幅がスリムです。



冷凍食品の需要増加とあわせて、冷凍室の設計には「見やすさ」「取り出しやすさ」「整理のしやすさ」が重視されています。新しいモデルでは、上段深型ケースは12cmの深さを確保しており、冷凍食品を縦置き可能に。収納物を一目で把握できるフルオープン構造は、日々の食品管理のストレスを軽減します。

また、保存状態を保つための細かな工夫も見逃せません。冷凍食品の乾燥や霜付きの主な原因である温度変動に対しては、冷気の流れやカバー構造を最適化し、食品の品質保持を実現。これは、作り置きやふるさと納税などで届く大量の食材を扱う現代の生活に合った仕様です。上段にはカバーがありますが、霜付きを抑えてくれます。

見えない場所にが大幅に進化していた
最新の冷蔵庫の進化を支えているのは、外観からは見えにくい内部技術の向上です。特に注目されているのが、省エネルギー性と収納力の両立を図るための設計技術です。
冷媒の循環パイプのレイアウト変更や、新たなコンデンサやファンの導入により、冷却効率が向上。断熱性能についても、ウレタンの新素材や真空断熱材が進化し、壁を薄くしながらも、冷気を逃さず高い省エネ性能を実現しています。


加えて、薄壁化によって容量が増えた一方で、製品の耐久性にも配慮されています。鉄板と内壁の一体化による構造強化など、細部にわたる工夫が重ねられています。
冷蔵庫は今や、ただ食品を保存するための家電ではなく、家庭の中心で日々の暮らしを支える心強いパートナーとなりつつあります。保存性や省エネ性能に加え、調理をサポートする機能や、使い勝手の良い収納力など、生活全体に寄り添う多彩な役割が求められる時代です。
そんな中、"使いやすさ"に定評のあるパナソニックから登場した新しい冷蔵庫は、よりスリムでありながら、収納力をしっかり確保。暮らしになじみ、日常の使い心地を一段と高めてくれる存在になりそうです。

冷凍冷蔵庫 コンパクトBIGシリーズ HYタイプを発売(公式サイト)