ペットにやさしいブランド「MOVA」日本に本格展開 ロボット掃除機でペットのニオイ消しも
中国発のスマート家電ブランド「MOVA(ムーバ)」が、日本市場に向けた本格展開を開始するにあたり、都内で発表会を開催しました。ブランドの成り立ちや製品開発へのこだわり、そして今後の戦略について、グローバル責任者のRomeo Luo氏らが登壇し、説明を行いました。

MOVAは、2023年に誕生したばかりの新しいブランドですが、すでに30か国以上で展開しており、国際的なデザイン賞を受賞するなど、海外では一定の評価を得ているとのこと。今回の発表会では、日本市場に適した製品設計や販売戦略に注力する姿勢を強調されていました。
最大6cmの段差を乗り越え、ペット用と床用洗剤を分離できるタンクも
会場では、日本での先行販売が予定されているロボット掃除機「V50 Ultra」が紹介されました。高さ89.5mmの薄型設計で家具の下にも入りやすく、最大6cmの段差も乗り越えることができるなど、日本の住宅事情に配慮した設計が特徴です。価格は259,000円。

AIを活用して吸引力や水拭きの強さを自動で調整でき、吸引力は24,000Paとパワフル。また、ペットがいるファミリーをメインターゲットに設定し、ペットに優しく飼い主の悩みを解消する機能が搭載されていることも特徴です。
ペット用消臭液と床用洗剤を分離して使用できるデュアルタンクを備えるなど、細かな使い勝手にもこだわりが見られました。独自開発の消臭液はバイオ酵素の特殊成分を含み、排泄物の匂いやペット特有の臭いも分解除去。洗剤と消臭液が混ざっても化学反応を起こさないそうです。

50度の温水を使った水拭きや、自動ゴミ収集、モップ洗浄・乾燥などの機能も搭載されています。
猫用スマートトイレも開発中
この夏には、新たなコードレススティック掃除機「I10」も発売される予定です。軽量でコンパクト、収納スタンド付きという日本の家庭を意識したデザインで、価格は税込39,000円となっています。

さらに、開発中のペット用スマートトイレについても紹介がありました。反密閉式のスタイリッシュなデザインに加え、独自の生物消臭システムを搭載。「臭くない」次世代トイレを目指しているそうです。こちらの詳細は今後の発表を待つことになります。

今回の発表会では、ムーバが単なる海外ブランドの輸入ではなく、日本の住環境やライフスタイルに合わせた製品づくりを目指している姿勢が感じられました。今後、どのように日本市場に浸透していくのか、製品の使い心地やサポート体制を含めて注目したいですね。
2025年5月29日 11:00からMakuakeで発売されるそうです。
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