軽量×サイクロンで“使い続けやすさ”を重視したコードレス掃除機 Dreame「X1 Slim」実機レビュー

Dreame(ドリーミー)はロボット掃除機で知られるメーカーですが、スティッククリーナーでも「日常使い」と「掃除力」を意識した製品づくりが進んでいます。新製品のDreame「X1 Slim」は、その中でも高い吸引力と軽さが特徴のモデル。さっそく使ってみました。

重くなりがちなサイクロン構造でも、持ってみると軽く感じる

軽量なコードレス掃除機は数多くありますが、X1 Slimは軽さだけを売りにしたモデルではありません。サイクロン方式を採用している点が特徴でもあります。
サイクロン方式は、吸い込んだゴミを遠心力によって空気と分離する仕組みで、ゴミの蓄積による吸引力低下を起こしにくいとされています。さらにX1 Slimのダストカップ容量は約0.5Lと余裕があることで、ゴミが一点に固まりにくく、詰まりにくい構造になっています。


サイクロン方式ではないコードレス掃除機なら、構造をシンプルにできるので軽量化しやすいのですが、サイクロン構造を採用すると、どうしても重くなりがち。その点、X1 Slimはサイクロン方式を採用しながら、本体重量を約1.4kgに抑えている点が特徴です。全体のバランスもよく、スルスルと滑るように掃除できるところも魅力。軽量化と吸引力を両立できている点が優秀です(ヘッド、パイプを含めた総重量は約2.1kg)。

X1 Slimはゴミが溜まっても吸引力の低下を防ぐことができ、日常の掃除で途中で何度もゴミを捨てる必要がありません。最初から最後まで吸引力が比較的安定しているので、部屋中をずっと掃除していてもストレスがありませんでした。しっかり掃除したい方に向いている掃除機なのです。
汚れに応じて自動で吸引力を調整してくれる
X1 Slimにはスマートセンサー(インテリジェントセンサー)が搭載されており、床の汚れ具合を感知して吸引力を自動で最適化します。汚れが多い場所ではパワフルに、少ない場所では省エネで清掃されます。もちろん、手動で強弱を変えることもできます(左のボタン)。スタンバイボタン(右のボタン)でON/OFFの操作を行います。

実際に使ってみて、汚れが多い場所では吸引動作が強めに働き、少ない場所では静かで省エネな動きになることが確認できました。表示部のマークやLED表示などで状況がわかる仕様になっているため、汚れのある場所では反応がわかりやすい構造です。
ヘッドの可動域が広く、掃除の動線が止まらない
X1 Slimの大きな特長のひとつが、付属ブラシヘッドの可動域の広さです。
左右への動きに加え、前後方向への追従性も高く、腕の動きに自然と追従します。掃除機を動かすたびに角度を細かく意識しなくても、床の上をスムーズに滑らせるような感覚で使用できます。

腕や手首への負担も少なく、毎日使う掃除機として安心感のある操作性でした。
パワフルな吸引力で大小のゴミをしっかり吸引できる

フローリングでは、微細なゴミとペットのトイレ砂でテストしました。一往復で角のほうまで吸い取っています。吸引力が弱いもの、ヘッドが軽すぎたり、回転数が速すぎたり、バランスが悪いものはペットのトイレ砂をはじき飛ばしてしまうこともありますが、一度で取り切っています。

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毛足の短いカーペットでは、髪の毛と砂でテストしました。砂は繊維の奥まで入り込むので厄介ですが、こちらもしっかり吸引できています。驚いたのは、髪の毛がヘッドにからまっていないこと。大量の長い髪の毛を吸わせたものの、1本もからまっていませんでした!

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なお、白い床に白い粉をまいてみまたところ、肉眼ではわかりにくかったのですが、照明がついているのではっきりと見えました。

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HEPAフィルター搭載で、ニオイが気にならず快適
X1 Slimには、クリーナーとしては比較的大きなHEPAフィルターが搭載されています。一般的なクリーナーは使用しているうちに排気のニオイが気になることもありますが、本機ではそうした不快感もありません。排気についても配慮が行き届いていることで、リビングや寝室など、場所を選ばず使いやすく、また快適に使えそうです。

付属品が実用的で、ハンディクリーナーとしても優秀
X1 Slimは、付属ノズル類が使いやすく、ハンディクリーナーとしての完成度も高いモデルです。本体をハンディ形状に切り替えることで、棚の上、ソファ、車内、階段、窓枠など、床以外の掃除にもスムーズに対応できます。

床掃除用とは別にハンディ掃除機を用意する必要がなく、1台で部屋中を立体的に掃除できます。惜しいのは小さめのモーターヘッドがないこと。これだけ吸引力がパワフルなのであれば、布団掃除用としても使いたくなるので、ぜひ次回は期待したいところです。
静音性とコスパの良さで、毎日使いやすい一台に
お手入れも簡単でした。ヘッドは外して水洗いができます。毛もからまないのでハサミなどで切らずにすみます。ダストカップも本体から外し、ワンタッチで捨てられます。


運転音が比較的静かな点も魅力です。耳障りな高音が抑えられており、掃除中の音にストレスを感じにくい印象でした。家族が在宅している時間帯や、時間を選ばず使えそうです。
これだけの機能と使い勝手を備えながら、価格帯は50,800円(税込)で、コストパフォーマンスも悪くありません。床掃除、ハンディ掃除、空気への配慮、高級感のあるデザイン、静音性まで含めて考えると、価格以上の満足感が得られるクリーナーだと感じました。
製品仕様
- 本体重量:約1.4kg(軽量設計)
- 吸引力:最大150AW(メーカー公称値)
- ダストカップ容量:約0.5L(大容量)
- 最大連続運転時間:最大約60分(エコモード時、実使用では条件により変動)
- 充電時間:4時間
- フィルター:5層ろ過99.99%HEPAフィルター(0.1µm以上)
- スマートセンサー搭載:汚れ検知・吸引力最適化機能あり









