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省エネ効果も抜群!? エアコンと併用して使いたいダイキンの「アシストサーキュレータ」

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ダイキン工業は、室内の空気の流れをコントロールしてエアコンの快適性をさらに向上させる『アシストサーキュレータ』(MPF07VS-W)を2008年5月10日に発売しました。市場想定価格は4万円(税別)。この製品は、同社が2017年秋に社員6,000人にアイデアを募った中から勝ち残ったアイデア製品。異例のスピードで商品化に至った第一号です。経緯については以前マイナビニュースでレポートしておりますのでご覧くださいね。

マイナビニュース
ダイキン、6000人の社員がアイデアを出した空調製品

設置方法がユニークで、壁掛けや床置き設置にも対応できます。涼しい空気を送りたい場所に風を届けたり、エアカーテンとして暖気が部屋の外に漏れるのを抑えたり、室内の空気を循環させて温度ムラを解消するなど、エアコンの快適性をさらに高めるために使います。

また、スマートフォンによる離れた場所からの操作やエアコンと連動した起動も可能で、ユーザーの使い方に合わせて使うことができます。消費電力は22Wなので、1時間使っても約0.6円です。

床に直置きで使った場合


■使い方は3通り

・部屋の形や家具の配置でエアコンの風が届かない場所にも気流を届けられる。

・エアカーテンとして使えば、廊下や階段、窓際からの熱や冷気の侵入を軽減。

・室内の空気を循環させて、天井に溜まった暖気や床に溜まった冷気など不快な温度ムラを解消。

中身のファンはエアコンのクロスフローファンを使用しています。

適用畳数などはありませんが、風は9m届くそうです。幅が広く、面で風が移動していくのでリモコンは別売で1900円。

出入口の上に設置すれば、空気の間仕切りとして使えるそうですよ。最近はリビング内に階段があるお宅が増えていますが、上に設置しておけば冷暖房が逃げてしまうということは防げるかもしれません。

■サーキュレーションとエアカーテン、併用はできない?

どうやらサーキュレーションとエアカーテンは同時にはできないみたいです。エアカーテンは主に出入口などの上に設置しますが、空気循環を行うのであれば、エアコンからの風が届きにくい場所に設置する必要があります。また、エアカーテンとして使うには真下に風を出す必要がありますが、サーキュレーションは前方や壁側に風を送ります。兼用、というわけにはいかないのが残念ですね。

出入口の上に取り付けられています

リモコンは、なんと別売りです!
スマートフォンで操作できますし、無線LANアダプター(別売)を接続したダイキン製エアコンであれば連動できますが、ドアの上などにつけてしまうと、特に女性は電源ボタンに手が届きにくいですね……。今はキャンペーン中で、CLUB DAIKINに登録するとリモコンがもらえるらしいのですが、価格もそこそこ高いので付属してほしかったなあと。

■窓から入る風のような心地よさ

風量は5段階+リズムで、自動スイングは上下約50度となっており、左右はありません。実際に風を体験しましたが、広い幅からふわ~っと当たる風が本当に気持ちよくて驚きました。扇風機のように丸い小さな面積から流す風ではないので、無理がないのかもしれません。リズム風は特におすすめです。

鉄のカバーで覆われた筒状のサーキュレータは、一見どこから風が吹いているのかわからず、日常生活でも風を意識しないで快適に過ごせそうです。窓を開けているみたいな風でした。横にしても、縦にしても、壁掛けにしても使えるのはいいのですが、壁掛けにする場合はきちんと工事してもらったほうが安心とのことですよ。

サイズはH160×W800×D173mm(壁掛け設置)、重量は約5.5kg。もう少しコンパクトで軽いと嬉しいですね。

ACコードは長めの2.5mで、台に巻き付けてしまうこともできます。運転音は最大でも50dBで、とても静かでした。

ちょっとスピーカーのようなデザインですよね。今度お借りしてレビューしてみたい!

横からこんな端子が飛び出ていました。将来的に、スピーカーなどの拡張パーツを販売してつなげられるようになるかも?とのこと!

ニュースリリース
httpss://www.daikin.co.jp/press/2018/180508/index.html