三菱電機のIHジャー「KAMADO(NJ-AW107)」がさらにかまど炊きに近付いた!
我が家で絶賛愛用中のKAMADO。
その新モデルNJ-AW107が5月21日に発売されるということです。説明会が行われたので行ってきました。
新しいKAMADOは、実際にかまどで炊いたごはんを研究し、さらに数値上でかまどに味が近付いているそうです。見た目はNJ-AW106とソックリ。実際にどこが変わっているのでしょうか。
数値上では、沸騰立ち上げ時の火力を強化し、従来比約112%の大火力炊飯を実現。最大消費電力量は1350W→1370Wにアップしています。また、平均電力は、旧モデルのNJ-AW106が775Wに対し、NJ-107が871Wとなっています。
■新しくなった二重内蓋
かまどでしたら、ふきこぼれるものなのですが、電気釜ではふきこぼれはまずいですよね。そこで、火力をアップしつつ、ふきこぼれを抑制するために、内蓋を新しくしたそうです。
二重の内蓋という点では同じですが、形状が大きく変わっています。新モデルでは、おねばが横から進入するのを阻止します。前はパッキンの部分からおねばが進入し、中でおねばが成長してしまいました。
新モデルでは、おねば溜まりの容積を大幅にアップしています。勢いよく入って、おねばの泡をつぶしていくので、火力が上がってもふきこぼれはしません。
これにより、炊き上がりの粒感をしっかり保ちながら、みずみずしさが向上したそうです。かたさはそのまま、含水率はNJ-AW106を100%とした場合、NJ-AW107は101%になりました。たった1%……と最初は思いましたが、これがとても大変なことだそうです。
試食もさせていただきました。実際に食べてみてると、確かにみずみずしい!1%でもずいぶん違うんですね。
家でNJ-AW106を使っていますが、「もう少しお米に水分が欲しいなあ」と思っていたんですよね。しゃっきりしたごはんに、さらにみずみずしさが増して本当に美味しいと思いました。ああ……新しいKAMADOに取り替えたい!
■新・計量カップでお米を簡単かつ正確に計量!
おもしろかったのが、新・計量カップです。1合と0.5合の計量カップが合体しました。
また、口径を小さくすることで、計量精度も向上したとのこと。口径が小さいほうが精度は高いそうで、本当ならメスシリンダーのような形状で計測するのが正確だそうです。メスシリンダーでお米計量は無理ですものね……。新しい計量カップは背が高く、口径が狭く、指でスイッとすり切ることができます。
前のカップと両方やってみましたが、いい加減に指ですり切りをしても、新しいほうが誤差が少ないという結果でした。1合は150gです。