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18才の読書好き高校生はどう評価する? KindleキッズモデルとKindle Paperwhiteキッズモデル比較レビュー

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左がKindleキッズモデル、右がKindle Paperwhiteキッズモデル

読書好きの娘(18才高校生)によるKindleキッズモデルとKindle Paperwhiteキッズモデルの比較レビューです。学校でkindleを使って読書をすると「なにそれ」「初めて見た」と言われることも多かったそうです。

kindleキッズモデルはサイズが異なる2種類から選べる

今回は新しく10月に発売されたKindleキッズモデル(12,980円)と、前から販売されていたKindle Paperwhiteキッズモデル(16,980円)の両方を使用して比較した。

カバーはKindleキッズモデルはユニコーンバレー、Kindle Paperwhiteキッズモデルはエメラルドフォレストを使用している。どちらも目を引くデザインで、キッズモデルではないKindle純正のカバーに物足りなく思っている人には嬉しい選択肢である。Kindle本体はどちらも黒だが、覆うカバー全体が鮮やかな色なので鞄の中でも見つけやすい。

かわいいカバーから選べるのはキッズ用だけ

Kindleキッズモデルは6インチで重量が256g、Kindle Paperwhiteキッズモデルは6.8インチで重量が321gとなっている(重量はそれぞれカバー込み)。電車での通学時間や授業合間の休憩時間、昼食時などにそれぞれ使用した。初めは画面の大きいKindle Paperwhiteキッズモデルを普段使い用にしようかと思ったが、手が小さい私には少々持ちにくかった。


Kindleキッズモデルでは画面が小さすぎるのではないかと心配だったが、字のサイズを調整できるのと、ページの切り替えに時間がかからないので画面の小ささは気にならなかった。一方Kindle Paperwhiteキッズモデルには防水機能があり、色調調節ライトもあるので風呂に浸かりながら漫画を閲覧するなど、こちらでしかできない使い方もある。

岩波ジュニア新書をもっと増やしてほしい

どちらのモデルも、購入してから1年間は追加料金無しでAmazon Kids+のサービスを利用できる。あらかじめ決められているキッズコンテンツの中から、好きなものをダウンロードして読むことができる。1000冊以上の書籍が読み放題で、ミヒャエル・エンデのモモやJ・K・ローリングのハリー・ポッターシリーズなど海外の名作から、小学館の学習まんが・はじめての日本の歴史や伝記、図鑑などジャンルは多岐に渡る。対象の年齢層も幅広く、小学校低学年から中学生、大人も楽しめるラインナップだと感じた。個人的には岩波ジュニア新書の「砂糖の世界史」がお気に入りだが、岩波ジュニア新書からはこの一冊しか読めないのでいずれ他の書籍も追加されたら嬉しいと思った。

親は子どもの読書の進捗や利用時間を確認できる

保護者はペアレントダッシュボードから、子供の本ごとの読書の進捗や利用時間を確認することができる。Kindle Kidsの端末内でAmazon Kidsと通常のKindleアプリとを切り替えられるので、一つの端末で親子それぞれに合ったコンテンツを閲覧できる。Amazon Kidsから通常のKindleアプリに切り替える際には、保護者が決めたPINを求められるので勝手に親のコンテンツを見られる心配はない。なお、保護者は自分のアカウントで購入した書籍の閲覧をAmazon Kidsで許可することができるので、サービス外にある書籍を読むこともできる。

Kindle キッズモデルのほうが手になじむサイズ

Amazon Kids+のコンテンツで物足りなくなったら通常のKindleに移行可能。大人も使える

両モデルともメインの対象層は子供だが、Kindleの端末として過不足なく使え、カバーも独自のデザインで、Amazon Kids+のコンテンツが一年分楽しめるので大人にも勧められる。子供用に買って、成長してAmazon Kids+のコンテンツで物足りなくなったら通常のKindleに移行させることもできる。私は電子書籍よりは紙派なのだが、今回試すにあたっていくつか電子書籍を購入し、買ってすぐ読める手軽さを魅力的だったので今後は電子書籍の利用が増えそうだと思った。

(石井明日葉)