Ankerはもうモバイルバッテリーとイヤホンだけじゃない！　掃除、防犯、そしてカフェもオープン

2025年5月22日

アンカー・ジャパンのプレスイベント「Anker Power Conference 2025 Spring」にて、Ankerグループの新製品や最新の取り組みを発表されました。そちらの様子をレポートします。

アンカー・ジャパンは、2022年から2024年にかけて急成長を遂げ、2024年には728億円の売上を達成。前年比約50％の成長を記録を成し遂げ、絶好調のメーカーです。製品ラインナップも進化し、チャージング機器やイヤホン、プロジェクター、ポータブル電源、ロボット掃除機と多岐にわたるカテゴリーで拡大従来のモバイル機器に加えて生活家電も。今回のイベントでもたくさんの新製品が並んでいました。

掃除が“楽”から“頼れる”へ。次世代ロボット掃除機

まず取り上げたいのは、白物家電から。今年の夏以降に発売される予定の新モデル「Eudy Robot Vacum Omni E25」。このロボット掃除機、見た目は普通ですが中身はかなりパワフルです。

新たに搭載されたのは、水拭きしながらモップを洗浄する「HydroJet」システム。常に床をきれいなモップで拭き上げることができます。また、約1.5kgの圧力で床をゴシゴシとしっかり拭き上げ、吸引力も2万パスカルというハイレベル。障害物も避けていました（下の動画参照）。さらに、独自のスパイラルブラシによってゴミをしっかり絡め取り、メンテナンスの手間まで軽減してくれるのだとか。価格は税込149,900円。高いんだけど、この機能であれば安いほうかも。

@ishii_kaden
障害物をしっかり避けていました。裏側もすごい！　 #Anker #Eufy #ロボット掃除機
♬ オリジナル楽曲 – 石井和美（家電プロレビュアー） – 石井和美（家電プロレビュアー）

これまでのEシリーズは「コスパ重視」でしたがが、この新モデルはむしろハイエンドモデルに近い仕様。従来の高級モデルSシリーズと比べても引けを取らず、今後はEシリーズが機能面でも主役になるとのこと。掃除の面倒くささを根本から解消してくれそうで、共働き家庭やペットユーザーには特にうれしい進化ですね。

「ただ撮る」から「守る」へ。防犯カメラも進化中

もうひとつ、Ankerが力を入れているのが防犯カメラ。これがまた、家庭用としてはかなり先進的な仕様で驚きました。

今回発表された新製品は、暗い夜道でもライトを当てずにカラー映像が撮れる「MaxColor Vision」を搭載。白飛びしにくいので、顔やナンバーを認識しやすいんだとか。加えて、顔認識AI「BionicMind」やレーダー検知などの高機能が盛り込まれています。

「Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit」（税込59,990円）や「Eufy SoloCam E30」（税込17,990円）などのモデルは、ズーム性能や画質も強化されており、スマホから簡単に確Eufy SoloCam や子どもの帰宅チェックにもぴったり。さらに、Wi-Fiがなくても使える4G LTE対応モデルも今後は発売される予定です。設置場所を選ばないのも魅力ですね。

Ankerは、単なる“見張りカメラ”ではなく、安心と安全をセットで届ける方向にシフトしています。「家を守るガジェットブランド」という、新しいイメージがすでに動き出しているんですね。

そして、まさかの「Anker Store & Cafe」。充電と体験の新しいハブに

一番驚かされたのは、2025年5月24日に東京・汐留にオープンする「Anker Store & Cafe」の話。なんと、Ankerがカフェ業態に挑戦するというのです。

でも、ただのカフェではありません。店内のすべての席にはワイヤレス充電器やACコンセント、各種ケーブルが完備されていて、スマホやノートパソコンを気兼ねなく充電しながら仕事や休憩ができる空間に仕上がっています。

Anker Store & Cafe　住所：カレッタ汐留B2階 10区画 (東京都港区東新橋一丁目8番8号)

それだけではなく、メニューにもこだわりが詰まっていて、オリジナルのクラフトビールやスパイスカレー、リーズナブルな価格のコーヒーが用意されています。しかも、こうした商品は他社と提携して共同開発しているそうで、味や品質にもぬかりなし。単なる“ついで”の飲食ではなく、ここでも「Ankerらしい体験」がしっかりと演出されているとのことでした。