未来の健康管理は指輪で。Ultrahuman Ring AIRが想像以上だった
スマートウォッチは便利ですが、「腕時計を着けるのが苦手」「寝るときは外したい」「フォーマルな服装には合わせにくい」と感じる人も少なくありません。最近では、そういった声から指輪型の「スマートリング」が人気です。その中から今回は、Ultrahuman Ring AIRをご紹介。スマートリングは質感がいまひとつでアクセサリー感覚はほど遠い……と不満に思っている方も、多いのではないでしょうか。
私は個人的に時計が大好きですが、スマートリングのデザインが好きではなく、スマートウォッチをつけていました。しかし、Ultrahuman Ring AIRなら、ふだんから身に着けられるデザインだったので、そちらを身に着けて、スマートウォッチは普通の時計にかえることができそうです。
もちろん、魅力はそれだけではありません。睡眠や心拍数を記録するだけでなく、体内時計(サーカディアンリズム)を整え、その日のコンディションを最適化するという、他のスマートリングとは異なるアプローチを採用しています。

Ultrahuman Ring AIRは、多くの先行デバイスが詳細な分析には月額課金が必要になるなか、本製品は原則として月額利用料が不要なことも魅力です。

Ultrahuman Ring AIRは、睡眠・活動・回復を24時間モニタリングし、健康状態を可視化するスマートリングです。59,800円(税込)という本体価格を支払えば、睡眠やリカバリー、活動量といったコアな健康データには追加費用なしでアクセスし続けることができます。Ultrahumanの真の強みは、日常の健康管理に必要なデータと独自の高度なインサイト(カフェイン管理やビタミンDトラッキング等)を、追加費用なしで提供している点にあります。
最初の14日間はキャリブレーション期間となっており、この間にユーザー固有の身体のリズムや傾向を学習します。

使い始めてすぐに一律の評価をするのではなく、まずは個人ごとのデータを蓄積し、その人に合わせた分析を行う仕組みです。このプロセスからも、画一的な数値ではなく、一人ひとりに最適化した健康管理を目指していることが伝わってきました。

キャリブレーションが終われば、本格的に使うことができます。

コーヒーを飲む「理想の時間」を指輪が教えてくれる!
Ultrahuman Ring AIRを語る上で欠かせないのが、他のウェアラブルには類を見ない「カフェイン管理」機能です。個人的にはこの機能をかなり使っています。コーヒーが大好きなので毎日何杯も飲んでいましたが、飲む回数、時間を意識するようになりました。

コーヒーを飲んだときにアプリに記録するだけ。「+ログカフェイン」をタップして、コーヒーの種類と量をざっくり選べばOKです。単に摂取したコーヒーの杯数を記録するだけではなく、ユーザー個人の睡眠パターンや代謝、そして体内時計(概日リズム)のデータを掛け合わせ、「今、この瞬間にカフェインを摂るべきか」をリアルタイムでサジェストします。
「仕事に集中したいから飲む」という欲求も、デバイスが「その一杯が今夜の深い睡眠を○%阻害する可能性がある」という客観的なブレーキをかけてくれます。時間も量も考えず、かなりの量をガブ飲みしていましたが、Ultrahuman Ring AIRを使うようになってから変わりました。そして、コーヒーの摂取を意識するようになってから、睡眠の質も上がっています(もっと早く知りたかった……)
皮膚温度も計測してくれるから、気付かなかったこともわかる
Ultrahuman Ring AIRには、「非接触皮膚温度センサー」が搭載されており、日々の健康管理において重要な役割を果たしています。
皮膚表面温度は、睡眠の質を総合的に評価する指標にも含まれています。 安静時心拍数や睡眠時間などと共に皮膚温度を分析してくれます。自身の睡眠の状態を多角的に把握することで、より良い睡眠習慣づくりに役立てることができます。
エアコンをつけずに就寝し、少し寝苦しいときがありました。その翌日、こんなメッセージが……。

単に皮膚の温度が上がった、で終わるのではなく「原因はこれじゃない?」と気付かせてくれます。原因がわかれば「次回はエアコンをつけよう」といった対策をとることができるわけです。
「ビタミンD」生成についても考えさせられた……太陽光をトラッキング
都市部での生活で盲点となりがちなのが「日光との付き合い方」です。今は暑い夏。太陽の光が厳しい中、個人的には日焼けも気になり、なるべく「太陽に当たらない」という暮らしをしています。
そんな中で、日に当たるということについて、考え直すよい機会になったのは「ビタミンD」トラッキングです。
ビタミンDは免疫機能や骨の健康を支えるだけでなく、体内時計(概日リズム)の調整に関係しています。適切なタイミングで光を浴びることは、夜間のメラトニン分泌を促し、結果としてメンタルと睡眠の質を向上させる、ということ。考えてみればその通りなのですが、私はとにかく日光から逃げ回っていました。

Ultrahuman Ring AIRは、ビタミンD生成に必要な「理想の日光浴時間」を算出する機能を備えています。「今、太陽の光を浴びたほうがいいよ」と、そっと教えてくれるので「ちょっと散歩に行ってこようかな」と、夕方などに出かけるようになりました。
この指輪は、自然のリズムへと引き戻してくれます。長時間寝るのは苦手でしたが、少しずつ睡眠の質が向上しています。

自然につけられるデザインと軽さ
これほど多機能でありながら、Ultrahuman Ring AIRは徹底したミニマリズムを貫いています。本体重量は最小約2.4g(最大サイズでも3.6g)という軽さを実現。外装には宇宙産業でも多用されるチタンを採用し、炭化タングステンコーティングによって日常の傷から守られています。
「24時間装着」が前提となる睡眠計測において、この軽さはありがたいです。また、ファッションとの親和性も高く、アスターブラック、バイオニックゴールド、ブラッシュドローズゴールド、チタン、マットグレー、スペースシルバーの全6色のカラーバリエーションを展開。テック系ガジェットにありがちな無骨さはありません。
私が選んだのはブラッシュドローズゴールド。マットですがキラッと光り、上品でとても気に入っています。Ultrahuman Ring AIRを使い続ける理由のひとつになっています。

健康は「管理」するものではなく「気づく」もの
Ultrahuman Ring AIRが私たちに提供するのは、単なる数値だけではありません。それは、自分の身体が発する微細なサインを読み解き、より良い選択をするための「インサイト(気づき)」です。健康管理だけでなく、知恵へと変えてくれるこのデバイス。他のスマートリングとは、ここが大きな違いだと思いました。

なお、バッテリーはターボモードで3日程度です。バッテリーモードは選べるので、使い方に合わせて選びましょう。私はしばらく使っていたところ「あなたの使い方はチルモードでも大丈夫ですよ」といったアドバイスがあり、チルモードを使っています。

「コーヒーを飲む時間は、そろそろ終わりだよ」「そろそろ出かけてみたら」と教えてくれる大事な相棒。Ultrahuman Ring AIRを手放せなくなりました。









