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下がり天井などの狭いスペースに収まる! コンパクトな日立のエアコン「Wシリーズ」

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日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社は、下がり天井などの狭いスペースにもすっきり収まる、本体高さわずか24cmの「ステンレス・クリーン 白くまくん」Wシリーズ全5機種を3月30日から発売さうるそうです。市場想定価格は13万円~20万円。

本製品は、従来機種同等の省エネ性能を確保しながらも、室内機の熱交換器の形状見直しや風路構造の改善により、高さ寸法24cmを実現しました。カーテンレール等がある狭い窓上のスペースでも28.5cmあれば据え付けが可能です。下がり天井で下に障害物がない場合は、27cmあればOKとのこと。前面パネルの上下寸法を小さくしたことで、スリムな印象を与えるとのことですが、実物を見てもかなりコンパクトな印象でした。

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同社Xシリーズと比較。かなりコンパクト!
同社Xシリーズと比較。かなりコンパクト!

単にスリムになっただけでなく、高性能であり、省エネ性も優れています。「くらしカメラ」搭載で、人の数や位置、動きなどをキャッチし、温度を快適な状態にコントロールします。

■個室向けの便利な機能満載!

基本的に子供部屋や寝室向けですが、そういった「個室」にぴったりの機能が満載で驚きました。

例えば、いいなと思ったのが「オートセーブ・オートオフ」機能。部屋に誰もいなくなり、10分経過すると自動的に控えめ運転になります。「オートオフ」を設定しておけば、誰もいなくなって1時間が経過すると、自動的に運転が停止します。子供はよく消し忘れをするので、これがあると安心ですね。

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「みはっておやすみ」タイマーもすごいです! 「おやすみ」運転が停止した後も、冷房・除湿・「涼快」時には、室温が1~2℃程度上がると再運転します。
設定温度に到達すると再運転を停止し、室温をみはってくれるんですよ。これなら熱帯夜でも暑苦しくて寝られないということがなさそう。寝室にも、子供部屋にもぴったり!
個室用として、よく考えられたエアコンだなと思いました。

■他社が続々と外す中、「再熱除湿」を残すワケ

他社のエアコンは、ほとんどが「弱冷房」タイプの除湿方法を採用していますが、同社は「再熱除湿」をあえて残しています。

再熱除湿は湿度をしっかり下げて、快適な除湿ができます。温度設定ができるのもメリット。湿気を取っても肌寒くなりにくい快適性を追求した除湿方法で、除湿能力も高いとのことです。

実際に加湿器で加湿した小さな小部屋を作って実験していましたが、温度も湿度もばっちり指定通り。他社製のエアコンは、温度は下がりすぎ、湿度は高いままで、水滴がびっしょりでした。これでは結露も心配ですね。

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22℃に設定してみました
22℃に設定してみました
日立のエアコンは室温が下がりすぎず、ちょうどいい湿度に
日立のエアコンは室温が下がりすぎず、ちょうどいい湿度に
他社のエアコンは室温が17℃、湿度が86%という結果に!
他社のエアコンは室温が17℃、湿度が86%という結果に!

冷えた空気は暖めなおしてから送風するので、電気代は少々高めと言われていますが、梅雨時だけ使うと考えればそれほど気にしなくていいのかもしれません。子どもは体調を崩すと大変ですから、冷えすぎない再熱除湿はすごく気になる機能です。

■フィルター掃除は年一回! 清潔さが続くステンレスフィルター

日立独自の「ステンレス・クリーン システム」を採用し、ふだん手入れのしにくいエアコン内部の清潔さにもこだわっています。通風路や吹き出し口のフラップやフィルターの除菌効果があるステンレスを採用しています。

「ステンレスフィルター」についたホコリを自動で掃除する「ステンレスフィルター自動お掃除」機能も搭載しています。これは自動でダストボックスにゴミが落ちるので、ほぼお手入れはしなくても大丈夫そうですよ。至れり尽くせりのエアコンで、子ども部屋に欲しくなりました!

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ステンレスコーティングされたフィルター
ステンレスコーティングされたフィルター
ここにゴミがたまります。自動で掃除してくれるので掃除する必要はありません
ここにゴミがたまります。自動で掃除してくれるので掃除する必要はありません

……しかし、左側には「HITACHI」、真ん中にはカメラマーク、右側には「STAINLESS CLEAN 白くまくん」と印刷してあったのは、デザイン的にうっとうしいなあと。個室用なので、それほどデザインにこだわる必要はないのですが、そのアピールはあまりユーザーには必要ないような……。売り場で目立つようにとの配慮だと思いますが、ユーザーは部屋で10年使い続けるものなので、シールか何かではがれるようにしてもらえるとうれしいです。